大老井伊直弼による安政の大獄により、吉田松陰・橋本左内・頼三樹三郎等50人余が全国最大の牢屋であった江戸伝馬町牢屋敷に投獄され、その多くが処刑されました。吉田松陰もこの地で斬首されましたが、桂小五郎(後の木戸孝允)らの尽力により足立区の小塚原回向院に供養されました。 その後、文久三年(1863)には、高杉晋作、伊藤俊輔(博文)らにより毛利家の別邸があった太夫山、現在の東京世田谷・松蔭神社に改葬され、現在も吉田松陰の墓はそこにあります。松陰の墓は全国に4か所ありますが、遺骨が眠るのはこちらの松陰神社です。境内には復元されている松下村塾もありますが、松下村塾はレプリカ。本物は萩の松陰神社内にあります。
「幕末維新祭り」は、全国の幕末ファンが集うお祭りであり、地元商店街と歴史ファンが一丸となって盛り上げる地元の祭りです。「よさこい鳴子踊り」「会津白虎隊踊り」「幕末の志士・奇兵隊パレード」「幕末野外劇」など盛りだくさんのメニューですが、地元の小学生・中学生もたくさん参加していて、人のあたたかさが直に伝わる素晴らしいお祭りでした! 日本にはその土地土地に神社があるはずです。商店街は地元の神社といっしょになって積極的に復興と交流に尽力してほしいと心から思いました。来年もぜひ、参加したいと思います。